祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

はちうえはぼくにまかせて

みなさん、ここ最近、どんなおうち時間を過ごしていますか?

 

私は最近朝ごはんを作りながら、お風呂につかりながら

お気に入りのラジオ番組を聴いています📻

 

絵本の番組ではないのですが、先日、話の流れでたまたまこの絵本が紹介されていました。

 

 

はちうえはぼくにまかせて / ジーン・ジオン作 / マーガレット・ブロイ・グレアム絵 / もりひさし訳 / ペンギン社

 

「ぼく、はちうえのせわをすることにしたんだよ、ママ」

「まあ、すてきだこと。だけど、こんなにたくさん どうしたの?

かえってから ママにはなしてちょうだい。いいわね、トミー。」

「いいよ。」

トミーがこたえると、おかあさんはかいものにでかけました。

 

こんなやりとりで始まるこの絵本。

主人公の男の子トミーは、おうち時間を使って植物を育てることにしました。

それも、ご近所中からはちうえを預かったので

トミーの家はまるで植物園か はたまたジャングルのよう!

 

おかあさんはびっくり、おとうさんはうんざり。

でも二人ともトミーが大の植物好きとわかっているから

しかたなく見守ります。

 

 

とはいえ、生活を邪魔するほどぐんぐん育つ植物におとうさんは

だんだん腹が立ってきます。

夏休みのあいだ、どこも連れて行ってあげられないから

好きなことをしなさいと自分が言ったのも忘れて。

 

 

 

 

トミーの頑張りがむくわれますように。

おとうさんもトミーを褒めてくれますように。

 

そう思いながら物語を読みました。

読み終えた時は、「大人ってやつは・・・」と思いつつも

おとうさんの気持ちもわかるわかる!となり、なんだか優しい気持ちになれました。

最後はトミーの笑顔がみれて良かった!

 

 

 

トミーにとっての「はちうえ」。

自分にとっての 何だろう?

 

みなさんが夢中になれるものは何ですか?

 

スタッフM