ともだちは海のにおい
前にもご紹介したかもしれませんが、
私が時折おもいだしては、気持ちが ほっ とする大切な本です。
この物語の主人公はくじらといるかです。
深く広い海の中、それぞれ別の場所にくらしていました。
ビールと 小説と 孤独が好きなくじら。
お茶と 体操と 孤独が好きないるか。
2人はふとしたきっかけで出会い、お互いを知って、気持ちに寄り添い
だんだんと大事なともだちになっていきます。
くじらといるかの素敵なところは、孤独を「楽しんでいる」ところ。
そして自分の好きなもの・大事なことをちゃんとわかっているところ。
孤独が好きといっても時にはふらりと旅をしたり、時には新しい友達と出会ったり。
そして会いたいときに会いたい相手に会う。
天涯孤独なわけじゃなく、ひとつひとつの出来事をゆっくり自分で
噛みしめているところが『魅力的だな~。私もくじらやいるかみたいになろう』といつも思います。
大きさも暮らしも違う2人の、ゆったりとして優しい交流は
読んでいると、心もゆったり。
静かな部屋の中で、この本を読んでみませんか。
スタッフMでした🐳🐬