祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

クリスマスまであと九日ーセシのポサダの日ー

今日から12月ですね!

今年もあと1ヶ月・・

慌ただしい気分になりますが、

楽しい年末行事もたくさん🎵

かぜに気を付けて、元気に過ごしましょう☆

 

「クリスマスまであと九日ーセシのポサダの日ー」冨山房 エッツ&ラバスディダ 作/ たなべいすず 訳

さて、今回はメキシコの小さな女の子が

主人公のクリスマスの本をご紹介🎄

定番のクリスマスカラーの赤&緑ではなく、

グレーをバックに黄色、ピンクなどの格調高い

色づかいの表紙が印象的なこちらの作品✨

以前、童話館ぶっくくらぶのコースの

小学校低学年向けのコース予備に入ってました。

 

メキシコではクリスマス前の9日間、ポサダという

パーティがあちらこちらの家庭で開かれます。

初めて自分のポサダをしてもらえることになった

セシは、ピニャタという張り子の人形を買いに行き・・。

 

インディオのスペイン文化が入り交じった

メキシコのクリスマスの風習を、

マリー・ホール・エッツの美しく繊細な線画

で描いています。

 

動物や星を象ったユーモラスなピニャタたちが並ぶ

シーンは、まるで生きているかのよう!

迷って選んだ星のピニャタに、

果物やお菓子を詰めて、ロープに吊るして、

当日に最後に割るまで・・

子どもも大人も、セシの目を通して、

一緒にクリスマスをわくわくして待つ気持ちを

味わいながら、楽しめる1冊です。

 

定番のクリスマス本以外でお探しの方、

コルデコット賞受賞の隠れた名作を、

プレゼントにいかがでしょうか?

 

美しい表紙に魅かれて買って以来、クリスマスシーズンになると、読み返しているFでした~