祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

火曜日のごちそう・・・

 

テレビなどで動物の映像をみていると、違う種類の動物が仲良くしていることがありますよね♪

例えば猫と犬、羊とアヒル、犬と猿など、

本来なら敵対するか、どちらかが追われる身のはず、という組み合わせも...

 

こちらも、そんな異なる生きもの同士のお話です♪

 

火曜日のごちそうはヒキガエル / ラッセル・E・エリクソン著 / ローレンス・ディ・フィオリ画 / 佐藤涼子訳 / 評論社発行

 

主人公・ヒキガエルのウォートンは、きょうだいガエルのモートンが作った

美味しいカブトムシのさとうがしを

遠くに住むおばさんの元へ届けようと思い立ちます。

 

でも外は雪深い冬真っただ中。

冬眠しているはずのヒキガエルが真っ白な雪の中を

もこもこのセーターを着こんでスキーで滑っていたら

目立つこと、この上なし🐸

 

たちまちウォートンは、天敵のミミズクに捕まえられてしまいます。

 

このあとお話は、

ミミズクの誕生日である今度の火曜日までの一週間、

記念日のディナーとして捕らえられたウォートンが

一体どう過ごすかが書かれています。

 

最後まで読んだら、きっと誰もがウォートンのことを好きになりますよ♪

そして、こわいはずのミミズク ”ジョージ” の印象も、ガラッと変わります。

 

タイトルに少々どきっとしますが

とってもいい作品なので、ぜひ読んでみて下さい!

 

お話にでてくるカのパイやアリのサンドウィッチを、あまり想像したくない...と思ったスタッフM