西の魔女が死んだ
高校生のころに
タイトルに興味を持って読んだ記憶があるこちらの本。
不登校の中学生の女の子が
イギリス人のおばあちゃんと過ごす
夏が始まる前の一ヶ月の物語です。
当時は主人公の女の子の思春期ならではの心の動きに
ところどころ共感しながら読みました。
今回改めて読んでみて、
吉本ばななさんのアルゼンチンババアという小説を思い出したりもしました。
どちらの本もタイトルが強烈ではあるのですが…
内容はじわ~っと優しく染み入ってくるような、静かなお話です。
大切な人の最期は本当に突然で哀しく
どちらの物語も、急に心が空っぽになるようなシーンが待ち受けています。
でも、それよりも
大切な人が生きていたころの人間味の強いエピソードが
楽しく、濃密に描かれているのが印象に残っています。
なので全体を通すと、哀しい話という印象はありませんでした。
どちらも映画化されている作品。
映画でも改めて楽しんでみたいな~と思うスタッフMでした🎬