1月25日はホットケーキの日
1月25日はホットケーキの日。
1月25日に旭川気象台で日本の観測史上最低気温、マイナス41.0℃を記録したことからきていて、特に寒くなるこの時期に美味しいホットケーキを食べて心も体もあたためてほしいとの願いが込められているそうです。
そして、ホットケーキといえば、この絵本!
ということで、今回はホットケーキの日にちなんで、『しろくまちゃんのほっとけーき』の思い出を、スタッフに紹介してもらいました。
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わが家でも、娘が2才くらいのときからくり返し楽しんだ思い出の絵本です。
特に、遊び相手がいなくてさびしいとき、雨でおでかけできないとき、ごきげんななめのとき。そんなときでも、「しろくまちゃんみたいに、ほっとけーき作ろうか!」と言えば、あっというまに笑顔になるという、心強い助っ人でもありました。
私が台所に立って、「ええっと…材料あるかな~」とつぶやくと、
娘が絵本を抱えて走ってくるのがお決まりで、
「ふらいぱんと ぼーると おおきな おさらを そろえました!」と絵本のなかのフレーズを自慢げに言う(読んでもらって覚えていたのでしょう)姿がかわいらしく、また、小さな手で、大きなボールをだしたり、生地を混ぜようとしたりしてくれる姿に成長を垣間見ることもでき、とってもしあわせでした。
なかでも、特にお気に入りだったのはホットケーキが焼けていく場面。
見開きいっぱいに描かれた、連続写真のようなフライパンのイラストと、「ぽたあん」「ぷつぷつ」という焼けるようすを表現したテキストを見たり読んだりしながら、実際のホットケーキと見比べて、まるで料理本のように活躍した絵本でもあります。
「やけたかな」「まあだまだ」の掛け合いも楽しく、いっしょに作って、いっしょに食べて、いっしょにお片づけをして、「おいしかったね」とともに語り合う…。
シンプルですが、ささやかなしあわせがぎゅっとつまったこの絵本をとおして、子どもと生活する喜びをたくさん感じさせてもらった1冊です。
食が細くて心配だった娘も、このときばかりは、はりきって食べてくれるので、当時はさらに嬉しかったのを、よく覚えています。
今回この文章を書くにあたって、自宅の本棚から絵本を久々にとりだしてみたところ、らくがきや、なにやら食べ物のしみらしきものがたくさん!
「わあ!らくがき!ぜんぜん覚えてない」「生地がついちゃってるねえ」「なつかしい~」「あのころはしあわせだったなあ」といいながら、嬉しそうにパラパラ頁をめくっている娘を見ながら、私も、確かにあった「しあわせな時間」を思いだし、あたたかい気持ちになっています。
今週末は、「しろくまちゃんのほっとけーき作ってみようか」と声をかけてみようかな~。
(担当:C)
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2022年に刊行50周年を迎えた『しろくまちゃんのほっとけーき』。
たくさんの思い出とともに、これからもたくさんのご家庭に「楽しい!」「しあわせ!」を運んでくれることでしょう。
ぜひ皆さんも、おいしいホットケーキを食べて、心と体をあたためてくださいね。
『しろくまちゃんのほっとけーき』
作:わかやま けん
こぐま社
「童話館ぶっくくらぶ」での配本コース ▶「大きいいちご」(およそ2~3才)
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