祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

『たのしいふゆごもり』

みんな、それぞれ本の好みがあるように、

私は「母親と子ども」のお話があると、

すぐ手にして読んでしまいます。

いちばん好きなのは、

童話館出版の「マリールイズいえでする」

つぎに、偕成社の「ちいさなヒッポ」

 

そして、

この表紙が大好きで、よく読んだ絵本。

おかあさんくまと、こぐまの女の子のお話。

「たのしいふゆごもり」 福音館書店
片山令子(作) 片山健(絵)

 

この絵本は、娘に読み聞かせたことはなく、

娘が大人になり、昔を思い出しながら、

ひとりで楽しみました。

 

 「ふゆごもりって なあに?」

 「たくさんたべて あったかくして、

  はるまで ねむること。」

 

おかあさんくまと こぐまは、

おそろいのオーバーを着て、

森にでかけます。

森で木の実を集め、蜂蜜をとり、

川で魚をつかまえ、綿畑で「わたつみ」をしました。

 

 きのみに きのこ。さかなに はちみつ。

 こんなに たくさん たべものをくれた

 もり、はやし、かわ、ありがとう。

 

ごはんを食べて、おかあさんがまくらをつくり、

 

 「こんどは、ふゆごもりの よういの

  いちばーんさいごよ」

 

ふるくなったオーバーを切り、わたをつめて、

ぬいぐるみをつくりました。

森で会った、おじいちゃんと、りすのこ、

かえるのこ、やまねのこ のぬいぐるみ。

 

❅ ⛄

 

外は、しんしんと雪がふってきました。

おかあさんくまと、こぐまの

たのしいふゆごもり の始まりです。

暖かくなるまで、のんびり

たのしいふゆごもり。

 

気持ちがほっこりします。Iでした。