祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

『ガラスの封筒と海と』

4月27日 月曜日 ☀

船の往来もなくなった 静かな港を見て、

思い出した お気に入りの本。

 

アレックス・シアラーの物語は、

現実味とファンタジーが合わさっていて、

いつも「こんな結末あるわけない。でもこんな結末だったらいいのに・・・」

と、思わせてくれます。

そして、期待を裏切られたことがありません。

「ガラスの封筒と海と」求龍堂
アレックス・シアラー(作)金原瑞人・西本かおる(訳)

 

船乗りの父親が 海の事故で死んでから1年。

海沿いの 小さな村に住む 少年トムは、

毎日 海を眺めて 暮らしていました。

ある日、母さんの車の中で ラジオから流れてきた歌

「メッセージ・イン・ア・ボトル」を聞いて、

手紙を 瓶に入れて 海へ投げてみようと 思いつきます。

 

何日も 何日も 海を眺めて待ち続け、

ある日、水に浮かんで近付いてくる瓶をみつけます。

ついにきた!瓶だ。手紙だ。

海から 不思議な返事が届き、それに返事を書く トム。

そして、また海からの返事が。

 

この出来事を 誰にも信じてもらえず、

自分の本当の思いを 誰にも相談できず・・・。

そして、最後と決め、

トムは ずっと海に送りたかった手紙を 書きはじめます。

🌊 🌊 🌊 🌊 🌊 🌊

 

私は昔から「夢見がち」「現実的じゃない」と

よく言われてました。

今でも、いろいろな場面で奇跡を信じてます。

だから、アレックス・シアラーの世界が大好きなのです。

Ⅰでした 。