nanadecor × 童話館 コラボイベントを開催しました
少し前にご紹介した長崎市立図書館さんとのコラボイベントにつづいて、先月はもうひとつ、コラボイベントを開催しました。
今回のお相手は、オーガニックコットンウェアブランドのnanadecorさんです。
nanadecor代表であり、「童話館ぶっくくらぶ」の会員でもある神田恵実さんとの出会いはかれこれ10年以上前。
「オーガニックコットンウェア」と「絵本」、それぞれ取りあつかうものは違いますが、話をすればするほど、その根底には同じ想いがあるような気がして、「いつか」「いつか」と願いつづけていた念願のコラボが、ついに実現。
まずは、そんなイベントのようすからご紹介していきましょう
Picture Book Space
期間中、表参道から少しはいったところにあるnanadecorのサロンでは、イベントテーマ「絵本のある懐しい眠り」「懐しい夜」を考えるーをイメージしたすてきな展示スペースをご用意していただきました。
nanadecorのウェアやリネン類がセンスよく設られたやわらかいふんいきの店内に、童話館出版の絵本を加えていただき、さらに居心地のいい、オリジナルの図書館に!
絵本の絵を見つめる人、絵本を手ににこやかにめくる姿、子どもをひざに抱いて絵本を読んであげる姿、絵本の思い出を語り合う声…と、しあわせな光景を見ることができました。
なかには「居心地がよくてずっとここにいたいです~」「つい4時間もいてしまいました!」などといったお声もあって、このうえない喜びでした。
「出張!ぞうの本屋さん」&トークショー
そして、6月の22日と23日は、童話館スタッフ3名もおじゃまして、「出張!ぞうの本屋さん」とトークショーを実施。
今回のトークショーは2日間で全4回。
nanadecorの神田恵実さんと、童話館編集企画室室長の川口が、参加者の皆さんを交えながら、現代のこどもの本や本屋さんを取りまく状況、童話館が選ぶ本の魅力と効用、子育ての悩み、ナナデコールウェアの魅力など、さまざまなことを語り合いました。
いずれの会も、ゆるやかで温かいふんいきながら、深いところを語り合う貴重な時間になったのではないかと思います。
「まさか童話館の方にお会いできるとは思っていませんでした!」
「大好きなnanadecorと童話館がコラボなんて、しあわせすぎます!」
「おかげさまで、とてもいい子育てができました」
皆さんからかけていただくたくさんの言葉に、私たちもまた励まされています。
「私たちは、子どもが、幼少期に培われた感受性、想像力、考える力をもって、自分と他者を、社会と世界を見つめ、そうして多くの人とともにわけあいながら生きる、そんな大人になってくれたら…というひそかな想いを抱きながら、ここ長崎から毎月の絵本や本を送りだしています」
こちらは、今月の「童話館ぶっくくらぶ通信」の冒頭の文章です。
私たちの取り組みはけっして、速く、目に見える形で、実るタイプのものではありませんが、それでもこうして同じ想いを抱えながら歩んでいる方々、そこに集ってくださる方々の存在が、私たちの背中を押してくれています。
はじめてのことで行き届かない点も多かったかと思いますが、皆さんとお会いできてとても嬉しく思いました。東京や長崎以外の場所でも、またこのような機会を設けることができればと考えています。ご要望がありましたら、ぜひお問い合わせください!
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