ムニャムニャゆきのバス
ムニャムニャゆきのバスが走っています。
「ベエー ベエー」とブザーがなり
降りてくるのはどれもこれもとんでもない珍客。
丘をこえ 山をこえ バスはずっと「ベエー ベエー」。
次の停留所で何が降りてくるのか、大人には到底予想できない。
かといって子どもにもわからない。
🚌・・・・・・・
この本を描いたとき長さんは担当の新人編集者に
「いつも絵本を描くときは過激なものを考えて、少しづつそぎ落としていく作業をするんだけど、これは過激なままいきたい。」
とおっしゃったそうです。
前回ブログで紹介した、こちらの長さんの公開絵日記
絵本業界、出版社業界に対する悶々とした気持ちがたくさん書かれているのですが
ちょうどこの日記の後ごろに『ムニャムニャゆきのバス』が出ているので
この絵本は長新太さんの、当時の絵本業界への挑戦状のようなもの
だったのかもしれません🚌
でも本当のことは、
わからないから、おもしろいんじゃないの。
そんなこときいてはイケマセン イケマセン
と、本の中の文章そのまま、
長さんが言っているようにも感じるスタッフⅯでした🚌
『ぼく ふうせんで いいよ』
長新太「ばけたらふうせん」原画展
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