うちの本棚より かわいい悪魔の絵本
1月13日 日曜日
明日が成人の日ですが、
私の姪っ子は今日が式典です。
心の優しい大人になってね。
さて、心の優しい悪魔の息子、
アスモデウスの物語をご紹介!
この子、とても弱虫なのです。
![](https://douwakan.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/0abe7fedc63e00a7708f88347116260f-e1544831944162.jpg)
「地獄の悪魔 アスモデウス」あすなろ出版 ウルフ・スタルク(作) アンナ・ヘグルンド(絵) 菱木晃子(訳) ※現在品切れ
以前から、私Iのブログに何度か登場している
私の好きな絵本作家 アンナ・ヘグルンドが絵を描いた絵本です。
洗面器のお湯で足の爪を洗ったり、
静かに座って食事をするアスモデウスに、
悪魔のパパはがっかりします。
「あばれたこともなければ、だれかをいじめたこともない。」
と息子を情けなく思う悪魔のパパは、
アスモデウスを地上におくりだすことに決めます。
「人間をひとりたぶらかし、わしの息子であることを証明するのだ!」と。
さて、アスモデウスは地獄の出口へ続く
666段の階段をあがっていき、
お日さまの明るい光が かがやく地上へと出ます。
悲しんでいる人間の女の子に出会った
アスモデウスは、女の子の望みをひとつ叶え、
ひきかえに女の子を悪魔のパパの待つ地獄へと
連れて帰ります・・・が、
心優しいアスモデウスは女の子に逃げるように言います。
優しくてかわいいアスモデウスの物語。
心にほんわかとしたものが残ります。
Iでした。