軽井沢の美術館③脇田美術館
今年も、軽井沢へ行ってきました!
昨年の秋に、軽井沢の美術館シリーズで、
①絵本の森 美術館 ②セゾン現代美術館
を ご紹介しましたが、
今回は、③脇田美術館へ♪
絵本「おだんごぱん」のイラストで 有名な、
洋画家 脇田和さん の 美術館です。
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「おだんごぱん」福音館書店
ロシアの昔話 瀬田貞二・訳 /脇田和・絵
おばあさんが 焼いた おだんごぱんが、
外へ飛び出し、コロコロ 転がっていくうちに
さまざまな 動物に出会って・・・という、
世代を超えて 読み継がれている
ロシアの昔話。
長年、ぶっくくらぶの 3~4才コースに
入っていた こちらの絵本は、やさしい色合い。
洋画家 脇田和さん としての 油絵の作風とは また違う、
童画家 わきた かず さん の
おおらかで ゆったりした イラストです。
おだんごぱん の 表情が ユーモラスで、
動物たちの 不思議な佇まい も、
味わい深い 絵本です。
現在の ぶっくくらぶのコースに
入っているのは、 こちらの
マーシャ・ブラウンさんの イラスト版。
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「パンぼうや」童話館出版
ロシアのむかしばなし マーシャ・ブラウン・作/ おがわきよし・訳
わきた かず さん の イラストに 比べて、
パンぼうやの かお が 濃くて、
動物たちも 毛深い、洋風な 作風?
木の茶、キツネの 鮮やかな赤、草の青、
パンぼうやの 黄色 の 色の対比が 鮮やかで、
キレのいい ラストも 心に残ります。
旧軽井沢の森の中にある 脇田美術館には、中庭に
友人の 建築家 吉村順三が 設計した
アトリエ山荘が あります。
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脇田美術館 中庭 アトリエ山荘
ベルリンで絵を学び、国内外で数々の賞を受賞し、
東京藝大教授も務めた 脇田和さんは、
晩年、軽井沢に美術館をオープン。
90歳過ぎても、創作に励みました。
現在は、鳥の絵を モチーフにした
作品展を 開催中。
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脇田美術館 企画展チラシ
2階建ての 白い建物の中に、
キャンバス地に 力強く 描かれた
深く 色彩豊かな 油絵が 並びます。
静寂の中、ゆっくり絵と 向き合える空間は
軽井沢でも 穴場的な 存在。
おだんごぱん の 淡いイメージを抱いて 訪れましたが、
思いの外、本格的で 充実した作品群に びっくり。
紙袋を コラージュした シリーズも 面白かったです。
ご自身で 絵を描く方は、
ぜひ1度 訪れてほしい 美術館です。
売店には、地元のパンやさん の 作った
おだんごぱん も 売っています♪
絵本から 転がり出てきたような
かわいらしい パンぼうや を1つ
買って帰りました😊
食べるのが もったいなくて、
まだ 飾ってるFでした~
次回は、番外編④軽井沢書店 を ご紹介します!