祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

いいこってどんなこ?

夏休み後半、連日 たくさんの 親子連れの

お客さまが いらして下さいます👨‍👨‍👦

 

暑い中、家族の荷物を背負い、

ベビーカーを おして 坂を上ってきて、

ちょっと 疲れ気味の お父さん お母さん。

疲れ知らずに 元気にはしゃぐ 子どもたち。

 

しばし、クーラーの効いた 店内や 静かな 美術館で、

懐かしい絵本や 美しい原画に 囲まれて、

ゆっくりした 時間を 過ごしていただけたら と 思います。

 

帰る時には、みんな笑顔で「すごく よかった!」と

仰ってくださる方も多く、こちらも うれしくなります♪

ご家族の 夏の想い出 の 1ページに なって、

いつか また 思い出していただけたら うれしいです☀

 

さて、本日、ご紹介するのは、最初ページに

「わたしたち みんなに」

と 書かれた こちらの絵本🐰

「いいこってどんなこ?」冨山房
ジーンモデシット・文/ロビン・スポワート・絵/もき かずこ・訳

 

うさぎのバニーぼうや は、おかあさんに

「いいこって どんなこ?」と 聞きます。

「なかない こ?」

「つよい こ?」

「おこりんぼ じゃない こ?」

「ばかなことを しない こ?」

「かわいい こ?」

不安の尽きない バニーぼうや の 質問に、

おかあさんは はぐらかさずに 1つ1つ

答えて、安心させてくれます。

「バニーは バニーらしくしてくれるのが いちばんよ」

 

だれでも、ありのままの自分を 受け入れてほしい

という 気持ちがあると 思いますが、

親でも 友だちでも 恋人でも 家族でも、

この おかあさんのように

まるごと 自分を 愛してくれる 存在が いたら、

何ごとも 勇気を持って のぞめそうです。

 

深みのある ピンクがかったむらさききみどりあお

を 基調とした 虹のグラデーションのような

色彩も 魅力です🌈

 

ぜひ、お子さんや 大切な人と いっしょに

読んでみてください。

最後のセリフは、自分や 読んでいる相手に

向けての、大切なメッセージかも しれません。

「だって ○○は、いまの☆☆が だいすきなんですもの」

 

そう思いたい・・・スタッフFでした🍉