うんがにおちたうし🐄
昨日のブログでご紹介した『はなのすきなうし』のふぇるじなんどとは違って
この物語の主人公でめうしのヘンドリカはふしあわせだと紹介されています。
それは、ヘンドリカが生まれてからずっと、はたけから出たことがなく
来る日も来る日も食べ続けるだけの生活だから。
ヘンドリカに不満はありませんが
毎日町とはたけを行き来するともだち、馬のピーターにくらべると、
やっぱりどこか寂しそうです。
おいしいチーズになる濃いミルクのため
そして飼い主のホフストラおじさんに喜んでもらうため
いつものように草を食べ続けていたヘンドリカは
ひょんなことから はたけのうしろを流れる運河に落ち、
そのまま流れ流れて町にたどり着きます。
町は、今まではたけと納屋と風車しか知らなかったヘンドリカにとって
初めて見るものであふれていました!
最初に書いたように、ヘンドリカは今の生活に不満はありませんでしたので
最後は元いたはたけにおとなしく帰りますが
町で気に入ったあるものを手にしてご機嫌そうです。
そして私たち読み手にも
広い世界をしってからのヘンドリカは
今までと変わらないはたけにいるはずなのに
なぜか全然ちがうしあわせなうしに見えるから
絵そのものの力って不思議だなあ~としみじみ🐄
ぜひ物語をよんで、余韻に浸ってみてほしいです。
Ⅿでした👒
祈りの丘絵本美術館・こどもの本の店童話館は
新型コロナウイルス感染拡大防止のため
1月10日(日)~17日(日)までを
休館とさせていただきます。
なお該当期間のお問い合わせにつきましては、
電話、FAX及びメールにてご対応いたします。
電話:0958280716
FAX:0958280768
メール:inorinooka@douwakan.co.jp
※18日(月)は定休日
祈りの丘絵本美術館・こどもの本の店童話館