少し前。夏のお休みで賑わっていたある日のこと。

小学１年生くらいの小さな可愛いお客さまがいらっしゃいました。

「可愛い絵本が欲しいの」と、お客さま。

可愛いお嬢さんのリクエストは可愛い絵本！

私が祈りの丘絵本美術館の中でいちばん可愛いと思う

「もりはおもしろランド」のシリーズをさっそくオススメしてみたのですが、

「あのね、可愛いお姫さまの可愛い絵本が欲しいの」

お姫さま！！

祈りの丘絵本美術館にもお姫様の絵本はもちろんたくさんあります。

ですが、

「ねむりひめ」も「白雪姫」も「おどる12人のおひめさま」も

可愛い絵本というよりは大人目線の綺麗な絵本かもしれない…？

「ねむりひめ」フェリックス・ホフマン／え　せたていじ／やく（福音館書店）
「白雪姫」アンジェラ・バレット　ジョゼフィーン・プール／文　島式子／訳（BL出版）
「おどる12人のおひめさま」エロール・ルカイン／え　やがわすみこ／やく（ほるぷ出版）

一瞬迷ってしまった私の横で、

ご一緒にいらしていたお姉さんが

「おやゆびひめはどうかな？　読んだことある？」と。

おやゆび姫は、とっても可愛いお姫さまの可愛い絵本です！

ちいさな子どもさんが自分で読むには文字が多い絵本なのですが

わかりやすい物語なので、読んでもらうにはピッタリです。

「おやゆびひめ」アンデルセン／原作　バーナデット／絵　大庭みな子／訳（西村書店）

嬉しそうに絵本を抱えていく背中を見送りながら私もすっかり嬉しくなってしまいました。

お気に入りの１冊、ぜひ見つけにいらしてくださいね。

［スタッフ🌱FK］