祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

たんぽぽ

春によく見かける草花といえば、たんぽぽ♪

そして、今ではなかなか出会えない つくし。

 

子どもの頃に家族と、野山を歩いて野草を食べる

ツアーに参加したことがあり、

たんぽぽやノビル、つくし、野生のザクロなど、

天ぷらにしたり、炒めたりして、食べたことがあります。

その時に、たんぽぽには、西洋たんぽぽ(花の裏の総苞が反り返っている)と

日本たんぽぽ(総苞が花に沿っている・数少ない)が

あることを教えてもらい、その後しばらく見かける度に、

どっちだろう?と花の裏をひっくり返して見ていました。

つくしの味は、子どもにはうーん?という感じでしたが、

天ぷらにした たんぽぽは、意外に美味しくて、

今でもその味や香りを覚えています。

 

左:「つくし」甲斐信枝・作
右:「たんぽぽ」平山和子・作/北村四郎・監修
共に、福音館書店かがくのとも絵本

今回は、そんな身近だけど意外に知らない

たんぽぽ や つくし の生態を、

わかりやすく写実的に教えてくれる

絵本をご紹介します♪

どちらも、地下に根を長く張り、

厳しい冬を乗り越え、春にあちこちに顔を出し、

次世代になる綿毛や胞子を風に飛ばす、

健気でたくましい姿を、細部まで

やさしく力強く描いています。

 

 

絵本は、4~5才から、おススメです。

読んだ後に機会があれば、ぜひお子さんと外に出て、

本物のたんぽぽやつくしを観察してみてください!

見方が少~し変わるかもしれません☆

 

実は野草より、一緒にフライパンで炒ってくれたポップコーンの味をはるかに鮮明に覚えているFでした~