ちいさいおうち
雨続きの 長崎ランタン祭り ですが、
ようやく 晴れ間が☀
庭の木々に 雨露が きらきら
まぶしく光っています✨
さて、本日 ご紹介するのは
昔から 子どもたちに 愛される こちらの絵本📖
元は、作者が 2人の息子のために 描いた 作品だそうです。
静かな田舎に たつ ちいさいおうちは、
自然の草木や動物、いなかの人々に囲まれて
とても幸せに ゆったりと 時を過ごしていましたが・・・
そのうち、周りに 道路ができ、工場がたち、
電車が通り、高いビルに囲まれて・・・
ちいさいおうちは、しっかり がんじょうなまま
昔と変わらず そこに いますが、
時代だけが どんどん移り変わっていく様子を
同じ 丸みのある構図で 見事に描いています。
(構図は、「100まんびきのねこ」から影響を受けたそう)
文字も 全体のデザインの1部として とらえた
ページは、どれも 調和がとれていて、
絵本の見返しや 表題のデザインも 美しく、
自然や人々の 変化が 細部まで 描き込まれていて、
何度読んでも 見飽きることがありません。
1943年のコルデコット賞のスピーチで、バートンは
「太陽が昇り沈むことで1日を、月の満ち欠けで1カ月を、
四季の移り変わりで1年を 表現しました」
と、語ったそうです。
英語版には、表紙の絵の おうちの入り口に、
「HER-STORY」と 刻まれています。
「歴史」を意味する「HISTORY」に
かけたもの だそうですが、
HISではなく HERと記したところに、
常に 女性を主人公にした 絵本を 描いた
バートンの 意思が 伝わってきます。
都会のビルに囲まれて、寂しさを感じ、
田舎を懐かしむ ちいさいおうち が、
最後どうなるのか・・・
ぜひ、和英両訳で 楽しんでみてください!
世代を超えて 大事にされた ちいさいおうち のように、
親子3代で 大切に読んで欲しい 作品です🏠
1階の書店部には、
ちいさいおうちオリジナルグッズコーナーも☆
かわいいお土産を お探しの方、
ぜひ 寄ってみてください♪
最近、引っ越し、バリアフリー、2世帯・・と
家について考える機会が多い Fでした~