祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

ねむたい季節

この間、お客さまに

「あの、家族がねむたくてねむたくてしょうがない、って絵本

なんでしたっけ?」

と聞かれ、

「あ!ねむたくてねむたくてしょうがないやつですね!」

「そうそう、もう なんなら ねてしまっているやつです!」

「めをつぶりながらなんとか動いている・・・」

「そうそう」

「えーと…タイトル…なんだったかな」

 

というやりとりがありました。

 

 

 

 

これでした。

ねむたいひとたち / M.Bゴフスタイン・作 / 谷川俊太郎 ・訳/あすなろ書房

 

『ねむたいひとたち』。

 

大人の両手に収まるくらいのサイズで、

この本に出てくる家族は『ねむたがりかぞく』といいます。

ねむたがりかぞくは小人のように人間の部屋履きに住んでいて

ココアをのむときも クッキーを食べるときも

こもりうたならぬ”ねむりうた”をうたうときも

いつでもまぶたはとろんとろん。

というかずっと目はとじたまま。

 

その姿に気分がほぐれて、ねむたがり がうつってきます。

 

春のあたたかい日が差す中、この絵本を読みながら

うたたねするなんて最高だよなあ~と思いました。

 

あなたのまわりで普段がんばりすぎているような人に

そっとこの絵本を差しだすのはいかがですか?

 

 

Ⅿでした💤