祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

ふしぎなナイフ

ふしぎなナイフ/中村牧江・林建造さく/福田隆義え/福音館書店

どうしてナイフを描こうと思ったんだろう?

 

この絵本を読んだときの感想は実はそれだけでした。

そして、それからこの絵本の存在をしばらく忘れていたのですが、

 

たまたまSNSでふしぎなナイフを紹介している方を発見。

その女性は小さい頃、ぐにゃぐにゃと形を変えるナイフに魅入って

何度も繰り返しページをめくったのだそうです。

 

え?そうか、そんなに魅力的なもの?

と思ってもう一度読み直してみると

確かに、ナイフの先が

ひものようにするするっとほどけたり、

液体のようにとろっととけたり、

のびたり ちぢんだり ガラス細工のようにふくらんだり・・・

 

表紙に描かれているリアルな絵のナイフが、自由自在に形をかえる。

シンプルだけど、小さい子がみるとふしぎでたまらないですよね!

 

 

私自身、透明な液体の中で、色のついた粒状の液体が永遠に形を変えていくおもちゃ(わかる人にはわかるはず!)

あれを時間を忘れてみているような子どもでした。

 

みなさんも、ふしぎなナイフ ぜひ読んでみてください。

子どもさんはもちろん、大人の方でも刺さる人には刺さる、ふしぎな1冊です♬

 

 

ちなみに、SNSでこの絵本の魅力に気付かせてくれた女性は、めちゃめちゃおしゃれなスタイリストの方でした!やっぱりそういう方の感性って面白いな~と思ったスタッフM✨