イソップいろいろ
イソップ童話と いえば・・・
「うさぎとかめ」「ありとキリギリス」
「北風と太陽」「オオカミ少年」など、
子どもの頃、学校の朝礼などで よく
聞かされたような、ちょっと
教訓めいた お話が 多いですよね。
でも、小学校中学年くらいの頃に、
お話そのものに 夢中になって、
はまって 読んだ記憶が あります📖
ちょっと風刺の効いた オチのある 小話の数々は、
星新一さんのショートショートのような
小気味よい 読後感♪
学校の道徳とは 違う、
実社会の ちょっと 厳しい現実を
動物たちを 通じて 学んだ気がします🦊🦁🐁
大人になってから、実は 紀元前のギリシャの
奴隷だった人が(諸説ありますが) 作ったお話
+メソポタミア民話など と 知って、
そんな昔から 長く 語りつがれてきたんだ!と びっくり。
神さま、人間、動物 が まだ 近しかった頃に
作られた 物語は、今も 昔も 変わらない
人間の リアルな姿を 表しているのかもしれません。
書店でも よく「イソップ童話は、ありますか?」
と 聞かれることがあります。
絵本、童話集、読み聞かせ用 と、
お客さま によって 求めるタイプは さまざま ですが・・
まずは、童話館ぶっくくらぶの 高学年コースにも 入っている
こちらの 豪華クラシック・イラストレーション版。
欧米の 28人の 名だたる 挿し絵画家たちが、
有名な 46のお話を 美しい絵で 描いた、
古典イラストの良さを 充分 堪能できる 1冊✨
大人になるまで 持っておきたい 愛蔵版です。
(アーサー・ラッカム、ランドルフ・コルデコット、ウォルター・クレイン、
チャールズ・ヘンリー・ベネット、エドワード・ジュリアス・デモルト、
エドウィン・ノーブルなど)
こちら左の「いそっぷのおはなし」は、
簡潔な 9編のおはなしと、降矢ななさんの 描く
ページから飛び出してきそうな 勢いのある
ユーモラスな動物たちが 楽しめる、
読み聞かせにも おすすめの 絵本。
右の「いそっぷ童話集」は、
16編のお話と 版画のイラストが たっぷりの、
読み聞かせと 自分用に 両方 楽しめそうな 童話集。
編者が 独自の解釈で 再話を試みた おはなしが 魅力です。
文と絵のバランスがよく、自分で買うなら これかな?と 思います。
古代から さまざまな版の出ている イソップ寓話ですが、
17世紀の詩人 ラ・フォンテーヌが
イソップ寓話を もとに詩の形で 描いたお話&
フランスの画家の挿し絵による モダンで美しい 絵本を、
M・ワイズ・ブラウンが 散文で訳した アメリカ版がこちら。
抜粋された 13編のお話は、もとの お話の 堅苦しさが 和らいで、
幼い子ども も 楽しめる 動物ものがたりとして、よみがえっています。
イソップ寓話を 完訳版で!という方には、
こちらの 読みごたえのある 文庫2冊を。
定番のシャンブリ版358編と、中世の雰囲気のある
木版画の 挿絵が おさめられています。
その他、「イソップのお話」岩波少年文庫 河野与一・訳
も、読みやすく訳した 300編のお話が 入っているので、
家に 1冊持っておくには いいかもしれません。
一つのお話を ゆっくり 楽しみたい方には、
有名な こちらの物語を 絵本でぜひ🐰🐢
黄、緑、グレーと おさえめな色調ながら、
ポール・ガルドンの描く 躍動的で 表情豊かな
動物たちに 引き込まれて、
聞きなれた お話が 新鮮に 感じられます!
童話館ぶっくくらぶでは、5~6才コースに 入っています。
イソップ童話の 入門としても おすすめです。
よかったら、お好みのタイプの
イソップ童話を 探してみてください。
大人になって読んでみると、子どもの頃とは また違う、
新たな 発見が あるかも しれません♪
知れば知るほど奥深い、イソップ寓話の魅力に
大人になって また はまりそうな Fでした☆