祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

ガンピーさんのサイ

9月29日 火曜日

長崎は気持ちよく晴れています ☀

 

最近読んで、こころがあたたかくなった絵本。

ジョン・バーニンガム氏の最後の絵本。

「ガンピーさんのサイ」 BL出版
ジョン・バーニンガム(作) 谷川俊太郎(訳)

 

ガンピーさんが アフリカを たびしていると……

……とても かなしいものに であった。

かあさん、とうさんを なくした、サイの こども。

 

なんとなく悲しい場面から始まりますが、

ガンピーさんはサイのこどもに『チャーリー』となづけ、

家につれて帰ります。

 

くさをたっぷり食べさせるために、

子どもたちと考え出した方法とは?!

チャーリーはみんなの人気者に。

 

チャーリーの幸せが、ほのぼのとした絵から伝わってきます。

 

ジョン・バーニンガムの、

こどもたちや、動物に対するあたたかいまなざしと、

優しさをひしひしと感じる絵本です。

 

秋の気配の中、なんとなく淋しさを感じたり、気持ちが落ち込んだり・・・

そんなときに、この絵本のおかげで、私の心はあたたかくなりました。

 

Ⅰでした。