祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

キャベツくんとブタヤマさんのおはなし

つきよのキャベツくん / 長新太・作 / 文研出版

 

おとなにも子どもにも人気なキャベツくんシリーズ。

つきよの道をキャベツくんが歩いていると、目の前から歩いてきたのは

仲良しのブタヤマさん。

 

あれ?でもなにか様子がおかしい…。

 

あれは…

 

サクサクにあがったトンカツじゃあありませんか!!!

(しかもぶたのはなつき!!!)

 

 

一瞬ひやっとするキャベツくんと読者…。

 

でも安心してください、ちゃんと次のページではブタヤマさんが登場します。

巨大なトンカツをみてふるえるブタヤマさんですが

次に言い放ったのは

「トンカツは、キャベツといっしょにたべるとうまいのだ」の一言。

 

さっきとは違う意味でひやっとするキャベツくん(と読者…)。

 

結局ぶたのはな付き巨大トンカツは、

ふたりではない意外なひとに食べられてしまいます。

 

最後のページではいつもどおり、仲良くあるく

ブタヤマさんとキャベツくん。

 

みなさん。絵本の世界だからといって安心してはいけません。

食べ物の世界は常に危険と隣り合わせなのです。

 

 

・・・なんてことを長新太さんが言いたかったのかどうかは

 

わからないよなあ~と思う

スタッフⅯでした🐽