祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

ミヒャエル・エンデ「モモ」

 

小学生の頃や中学生の頃、

みなさんは名作といわれる児童書をたくさん読みましたか?

 

私は・・・全然読んでいませんでした。

そこで今回、ずっと気になっていたけど手が出なかった

ミヒャエル・エンデ「モモ」を読んでみました。

モモ/ミヒャエル・エンデ作/大島かおり訳/岩波書店発行 写真はハードカバー。文庫版もあり。

 

 

ひとことで言って、面白い!!!

不思議な女の子モモが、知らず知らずのうちに時間どろぼうに時間をうばわれた人間たちを助けるために奮闘するお話です。

 

主人公モモの魅力は目立ったものではないのに、

控えめで優しくてまっすぐなこの女の子を、きっと読んだ人誰もが好きになると思います。

 

大きな力でモモを援助してくれる「ホラ」という人物や

ホラとモモを繋ぐ役目を担うカメの「パトリシア」。

他にも個性的な登場人物たちがたくさんいます。

 

読み終えた時、

もっと早く出会いたかったなと思う反面、

大人になった今でもこんなにわくわくできて

嬉しいという気持ちにもなりました。

 

 

先日ぶっくくらぶの会員様がご来館されたのですが

兄弟の上の子は本が好きでどんどん読み進めるけれど

下の子は読むのがマイペースでムラがあるんです、というお話しを伺いました。

 

でも、自分のペースで本を楽しむってすごくいいことだと個人的には思います!

今回アラサーの私が小学生対象(推奨)の小説と出会ってわくわくできた事もあって

本との出会いには早いも遅いもないのかな?と感じました。

 

 

自分がその時求めているものを読むのが一番楽しいですね♪

 

といいつつ、欲張りすぎて推理小説と歴史ものとエンタメ関係の本をぐるぐる同時に読んでちょっと訳が分からなくなっているスタッフMでした~📚📖📚