祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

ムーミン谷の夏まつり

こんにちは♩

連休が明けてこの数日は、体も心も本調子に戻らない…!という方も多かったのではないでしょうか。

今日は土曜日。

ちょっとゆっくりじっくり、本を読みませんか?

 

 

そんなわけで今日は

ムーミンシリーズよりこちらを ↓↓

 

 

ムーミン谷の夏まつり / トーベ・ヤンソン=作・絵 / 下村隆一=訳 / 講談社 発行

 

 

ムーミン谷の中の魅力的なキャラクターの一人に

スナフキンがいますね。

 

彼は旅人で、世の中を自由にさすらいます。

 

 

毎年ふらっと旅へでて、春になると帰ってくるスナフキンですが

この物語では5月になっても帰ってきません。

 

スナフキンを好きで尊敬しているムーミントロールは

彼の身になにが起きたんだろう…と

むし暑い夏を、心ここにあらずといった風に過ごしていました。

 

 

そうして とうとうスナフキンは

6月になってもいっこうに現れず

代わりにこの夏ムーミン谷をひどい大洪水がおそいます!

 

 

 

 

混乱の中、でも どこかのんきに見えるムーミン一家。

家が水浸しになってもママは

ママレードジャムが水に流されたことを気にしているし

パパは、ムーミントロールのサンドウィッチの包み紙に

「おはよう。」とかいてみたり。

 

 

でもかえって、こういうピンチのとき

大人がいつもどおり過ごしたり

のんきに楽しみを見つけている様子が

ムーミントロールの勇気ある行動につながっているのかもしれません。

 

ムーミンママはいつもムーミントロールを心配しつつも、

スリルを楽しむ息子のジャマをしないように配慮しています。

そんな様子がほほえましい♩

 

さてさて物語の中盤、夏まつりのイブにようやくスナフキンが登場して

お話は一気に加速します!

 

名言がちりばめられた物語をぼんやりと読んで、

素敵な言葉にはっと出会うのも、いいなあ~と思うMでした📖