中国盆
長谷川集平 連作サルコーデ・ナガサキ 第二楽章 夏「あの世の楽器店・長崎市鍛冶屋町 崇福寺 中国盆」ハガキ
皆さん、中国盆をご存知ですか？
毎年、旧暦７／26〜3日間、
（今年は9/5〜7に）長崎市の
崇福寺という中国寺で、華僑の
方々によって、行われています。
この3日間は、全国から華僑の方々が
長崎に集まるそうです。
日本のお盆は、先祖の霊の里帰りを
迎えて送る儀式ですが、
中国盆は、世界中の死者の霊を
呼び出し、供養する意味合いが
あるとか。
精霊流しもそうですが、
観光向けのイベントではなく、
華僑の方々によって受け継がれる、
昔からの大事な伝統行事です。
何年か前の最終日に、お寺に
お参りに伺った事があるのですが、
境内は赤いランタンやロウソクに
彩られ、お供えには、沢山の小皿に
盛られた精進料理や、豚の頭が…！
お盆期間だけ公開されるという、
あの世の出店を描いた絵画が
何十枚も飾られていたり、
中国獅子舞があったり、
何とも摩訶不思議な雰囲気でした！
最大の見せ場は、金山、銀山という
霊のお金に見立てた飾り山や、
衣類の山を、爆竹を鳴らしながら
豪快に燃やすラストらしいのですが、
破裂音が苦手な私は、速攻で
退散しました…残念☆
今年は観に行けませんでしたが、また機会があったら、あの不思議な世界を体感してみたいな～と思う、スタッフFでした