祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

長新太さんコーナー♪

 

↓店内の長新太さんコーナー

 

↓長新太さんのことばがずらっと・・・

 

 

長新太さんコーナーには赤ちゃん絵本から幼児絵本、小学生以上の読み本の他

大人が集めたくなるような、作者を掘り下げる本が多数そろっています。

こちらもそのひとつ。

絵本画家の日記・長新太 / 作・長新太 / BL出版

 

「〇月〇日」で始まる全ページには、当時の長さんの思い、つぶやき、ぐちが

何とも小気味よくさっぱりと書かれています。

公表される前提で書いてあるので、絵日記というよりは

現代で言うTwitter(画像つき)の感覚かもしれません。

でも多分長さんは、長生きされてもTwitterはやらなかったろうなと思うので(そんな気がする)

このような本が残っていて本当に嬉しいです。

 

長さんは子どもだましの絵を嫌い、

子ども(の描く絵)に本気で嫉妬して、

偉人の言葉を自分の言葉のように使う批評家を見抜き、

ひょうひょうとしながら からっと毒づく

うそをつかない(つけない)から黙ったり、ガマンする

 

こんな人が一番怖いし一番すごいんだろうなあ・・・と

何も知らない私はこの本を読んで妙に納得してしまいました。

長さんはへんてこな絵を描くけど

こういう大人が描いているから、ふざけているんじゃなく

本気のへんてこなんだと思います。

 

ちなみに、この本には今から30年前の講演会の様子がはいったDVDがついています!

 

私はまだDVDを観ていないのですが

生前の長さんを知らないので、

動く長さん・肉声には ちょっとどきどきします。

近いうちに家でこっそり聞いてみようとおもいます。

Ⅿでした。

 

 

ぼく ふうせんで いいよ 長新太「ばけたらふうせん」原画展

4月4日まで開催中🎈