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「郵便でーす」ー 郵政記念日


郵政記念日

 

4月20日は「郵政記念日」です。1871年、それまでの飛脚制度にかわり、新しく郵便制度が実施されたことにちなみ制定されました。イギリスの郵便制度を手本とした日本の郵便制度を創設した前島密は、「郵便制度の父」と呼ばれ、現在も1円切手の肖像となっています。

今は連絡手段としては、SNSやメールが普及し、お手紙をだす機会は減ってきていると思いますが、それでも、郵便制度は、「彼の人」に綴った言葉を届けてくれる大切な制度ですね。そして、そんな想いがこもった手紙を届けてくれるのは、「ゆうびんやさん」です。

そこで、今回は郵政記念日にちなみ、ゆうびんやさんが主人 公の『ゆかいなゆうびんやさん』をご紹介します。

ゆかいなゆうびんやさんタイトルのとおり、まさに「ゆかいな」しかけ絵本。自転車 に乗ったゆうびんやさんが配達する、数々の手紙。ある日の最初の配達は、小さな女の子から3びきのくまへの手紙です。次のページには「もりのなか まるたごや 3びきのくま  ご一家さま」と宛名があります。そしてページをめくると、女の子が3びきのくまに宛てた、子どもらしいわんぱくな文 字と、色とりどりのイラストが添えられた手紙を、実際に手 にすることができます。そう、この絵本の魅力はなんといっても、ゆうびんやさんが届けた手紙が、絵本のなかの封筒に実際に収められているところ。次は誰に届けるの?次はどんな手紙?読んでもらう子どもたちは、自 分がゆうびんやさんになったり、手紙を受け取る気持ちになったりしながら、ページをめくって楽しめる絵本です。

『ゆかいなゆうびんやさん』では、お手紙を手渡ししていますが、実際の配達はポスト投函がほとんど。ポストをのぞいて手紙がはいっていたときや、封筒を開ける瞬間は、多かれ少なかれドキドキし
ますね。何が書いてあるんだろう…?何が届いたのか…?と。「童話館ぶっくくらぶ」の絵本・本も、そんな嬉しいドキドキとともに、ご家庭に迎え入れていただけていたら嬉しいです。

そう、「童話館ぶっくくらぶ」の絵本・本も毎月、基本的には郵便でお届けしています。「毎日のようにポストをのぞいて絵本を待っています」というお便りもたくさんいただきます!遠く長崎からぞうのマークとともに届く、皆さんへの手紙のようなものなのですね。

「今、こんなお話はいかがですか?」「楽しんでもらえたら嬉しいです」「励ましになれたらさいわいです」…。童話館のどの部署のスタッフも、「絵本を読んでもらう、というささやかなしあわせとであってほしい」「絵本や本を楽しみ、育まれた言葉の力と想像の力で、自由に世界を羽ばたいてほしい」、そう想いを込め、絵本・本を送りだしています。

 


ゆかいなゆうびんやさん『ゆかいなゆうびんやさん』

 ジャネット&アランアルバーグ 作
 佐野洋子
 訳 
 文化出版局

「童話館ぶっくくらぶ」での配本コース  ▶「小さいみかんコース」(およそ7~8才)

 

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