ぞうの本屋さんブログDouwakan Planning and Public Relations Division Blog

ピンポーン… 次とまりまーす -バスの日


バスの日

 

9月20日は「バスの日」です。

1903年(明治36年)920日に京都市で蒸気自動車を改造した6人乗りの車両を運行したことが日本のバス運行の始まりだそうです。日本初のバスが走りはじめたこの日を、バス事業について理解を深め、公共交通機関としての重要性を認識し感謝の意を表すための「バスの日」として日本バス協会によって制定されました。ちなみにバスとは、大量の人員を輸送する乗合自動車のことをいい、道路交通法では、乗車定員11名以上の自動車と定義されています。たくさんの人を運ぶ交通機関は、電車や飛行機、船などさまざまありますが、童話館のある長崎市では、中心部を走る路面電車に加え、傾斜地まで運行してくれるバスもまた市民の大切な足となっています。

 

私にとって、子どものころはもちろん大人になった今でも、いちばん身近な公共の交通機関といえばバスです。中学生のときは通塾、高校生のときは通学、大人になってからは通勤、と常にバスを利用してきました。

しかし、わが家の子どもたちは、新型コロナウイルスの影響でマイカー移動が増えたこともあり、バスを利用したことがあまりありませんでした。小学6年生の長女は、この1年ほどで同じ校区内の友だちの家へ遊びに行くときに利用するようになりましたが、時刻表の見方がわからなかったり、時間どおりにバスがこないとすぐ「迎えにきて!」と電話をかけてきたり、と不慣れなようすが見受けられます。そして小学2年生の長男はというと、ほとんど乗ったことがありません。そこで今回の記事をきっかけに、バスに乗ってみることにしました。

前日から「明日はバスに乗りに行くよ~」と声をかけていましたが、長男は「えーなんで?車でいいじゃん」とあまり乗り気ではないようす。当日、バス停で待っているあいだもきょろきょろそわそわして落ちつかないようすで、ようやく口を開いて「あのバス?」と指をさしたのは、なんと反対方向のバス!これまでちゃんと教えていなかったことを後悔した瞬間でした。でも、実際に乗ってみると、ふだん車でとおっている場所も少し違って見えるのか「ここどこ?」と興味深そうに外を眺めたり、また、「これピンポン?押したら止まるの?」「ここのバス停の名前長いね」などと新たな発見をしたり、それなりに楽しんでいたようです。

 

このところ、バス業界など公共の交通機関では、運転手不足や利用者減少による路線の廃止や減便などが社会的に問題になっています。確かに私も子どもが生まれてからは、自分だけのタイミングで動けることや荷物が多いことなどから、マイカー利用が増えています。でも、これから子どもたちが中高生へ成長していくにしたがい、子どもだけでの移動が増え、バスを利用する機会も増えてくると思います。そのときに、子どもたちが公共交通機関の利用に困らないよう、これからはもう少し積極的にバスやほかの公共交通機関を利用していきたいと改めて思いました。

皆さんはバスや電車などの公共の交通機関を利用されていますか。わが家のようにバスなどに乗る機会が減っているという方も、いつも利用しているという方も、改めて公共の交通機関とのつき合い方についてこの機会に考えてみてはいかがでしょうか。

 

(担当:Y)

 

 

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