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人類の偉大な一歩が生まれた日 ー月面着陸の日


月面着陸

 

7月20日は「月面着陸の日」です。そう、1969年、アームストロング船長たちを乗せた飛行船「アポロ11号」が月面着陸に成功した、あの歴史的瞬間が由来です。人類で初めて、月に降り立ったアームストロング船長の言葉、「これはひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩である」は有名ですね。

月面着陸の成功から55年を経た現在、国際宇宙ステーションに宇宙飛行士が滞在し、さまざまな実験を行うまでになりました。また、小惑星などの探査も行われ、小惑星イトカワやリュウグウからのサンプルリターンが成功したり、と、大きな発展を遂げてきました。ニュースになるのは華々しい成功ばかりですが、その裏側には、失敗や困難がたくさんあったことをご存じでしょうか。

はやぶさ大図鑑そんな宇宙探査について、小惑星探査機「はやぶさ」を通して語ってくれるのが、『小惑星探査機「はやぶさ」大図鑑』です。元「はやぶさ」プロジェクトマネージャー自らが監修をつとめ、JAXA全面協力で刊行されたこの図鑑には、2003年から7年間にわたる「はやぶさ」の旅がつぶさに紹介されています。
宇宙へと送りだした「はやぶさ」が、機器の故障などの困難に遭遇するたび、遠く離れた日本でやきもきしながら待たなければいけない葛藤などが描かれています。また、大図鑑の名に負けないほどの充実した写真と図解が、宇宙の魅力をおおいに語ってくれます。
きっとこの図鑑を手にした子どもたちに、困難を乗り越えられるよう力を尽くすこと、そして困難を乗り越えた先には、大きな喜びが待っていることを感じさせてくれるでしょう。

 

 

うごかすめくる宇宙

ふしぎと魅力に満ち溢れる宇宙ですが、ふだんはなかなか身近に感じることはありません。意識するのは、金環日食や皆既月食、そして月が金星を隠す金星食など天体の動きでおこる天体ショーのときぐらいでしょうか。
そんな宇宙や天体に興味をもつ入り口となってくれるのが、『うごかす!めくる!宇宙』です。
そのタイトルとおり、40以上のしかけで、宇宙にかかわるモノゴトを、動かしたり、めくったりしながら、知ることができます。天の川銀河を立体的に感じられるのは圧巻。発売からわずか2か月で、世界累計8万部に到達した、というのも納得です。大きめサイズの書籍なので、小さいお子さんにも、自分で動かして、めくって楽しんでいただきたいと思います。

 

 

私たちが暮らす地球をとりまく宇宙には、8つの惑星とあまたの小惑星や恒星が輝き、美しい星空や天体ショーを見せてくれます。夢や憧れの的となってきた宇宙について、人類が大きな一歩を踏みだしたこの日に、想いをはせてみてはいかがでしょうか。

 

とりあげたこの2冊は、「童話館ぶっくくらぶ」の夏企画(2024年版)でご紹介しています。「童話館ぶっくくらぶ」の年3回の季節の企画では、毎月の配本だけではなかなかご紹介ができない自然科学や実験、季節やイベントを題材にしたものなど、その時期にふさわしいテーマで書籍やおもちゃなどを選定しており、こちらも好評をいただいています。ぜひ、「童話館ぶっくくらぶ」の輪に集い、季節の企画も楽しんでいただけたらさいわいです。

 

(担当:S)

 


はやぶさ大図鑑

『小惑星探査機「はやぶさ」大図鑑』

 川口淳一郎/監修
 池下章裕/絵
 松浦晋也/解説
 偕成社

うごかすめくる宇宙

『うごかす!めくる!宇宙』

 アンヌ・ソフィ・ボマン オリヴィエ・ラティク/著
 中村有以/訳
 パイ インターナショナル

 

 

 

 

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