「童話館ぶっくくらぶ」春企画より-2025年-
温かい日差しを感じられる日が増え、春らしくなってきました。
この春、入学、入園、進級を迎えられる皆さん、おめでとうございます。そして、ほかにも、環境、心境ともに変化を迎える方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。それぞれ、いい春を迎えられるといいですね。
さて、「童話館ぶっくくらぶ」では先月、春企画“「ぶっくくらぶ」の回りの、こんな本・あんな本”パンフレットをお届けしています。ここでは毎年、新生活や学習をより楽しく豊かにしてくれるような商品を多数ご紹介しています。
そのなかでも今回は、“楽しく学ぶ”をテーマにしました。「学び」と聞くと、私の場合、少し身構えてしまっていましたが、今は楽しい気持ちになることもあり、少し驚いています。特に、会社の先輩方に教えてもらったこと、すすめられて読んだ本は、おもしろくて、改めて、「学びの楽しさ」を実感中。というわけで、皆さんにも「楽しく学ぶ」を手助けしてくれる本をご紹介できればと思いました。
そして今回は、たくさんの商品のなかから、そんな2冊をご紹介します。
まずは、『国語の授業では教わらない 数え方辞典』(飯田朝子/著 幻冬舎)です。
この本は、「1個」「1冊」など、ふだんなにげなく使っている数え方には、いろいろな意味や由来があることを紹介。日本語ならではの表現や言葉の美しさに気づかせてくれます。
私もさっそく購入。小学6年生の長女は、「「玉」って数えるときがあるんだ!キャベツは「玉」なんだ」と興味深そう…。そういえば、私はキャベツも「個」と数えているので、知らなかったのかもしれません。そして、小学2年生の長男には、勉強道具や食べものの数え方などを、クイズにアレンジして出題。少しむずかしいかなと思っていましたが、意外と答えることができていてびっくり。思いがけず楽しくて、深い、学びの時間になりました。
そして、もう1冊は、実用書のコーナーから『マンガ・イラスト・図解でまるっとわかる! 防災・被災ハンドブック 増補改訂版』(天野勢津子/作・絵 矢守克也/協力 イースト・プレス)です。もちろんこれも大切な「学び」の本です。
皆さんも、最近の自然災害や異常気象への不安を抱えているのではないでしょうか。私も、「知っておかなくては」「やっておかなくては」と思いながら、きっかけがなくズルズル…。そこで、この本を購入することから始め、そのなかから実践してみています。まずは、備蓄品の準備から。缶詰や乾パンといった特別なものではなく、ここに書かれてあったように「ふだん使いのものを多めに買っておくイメージ」で、さっそく買いもののとき、気がけています。本書にはさらに、精神的に気が滅入ってしまうような状況でも、食べ慣れたものを口にできることで、ストレスが軽くなることや、ティッシュペーパーやトイレットペーパーといった必要不可欠な消耗品も、1セット多く買いだめして備蓄しておくアドバイスがあります。私自身も、納得することで、スムーズな取り組みにつながっているような気がします。
このように、実践しやすい、具体的なアドバイスと一緒に、防災の知識、実際に被災した場合に役立つ知識が盛りだくさんです。イラストや図解がたくさん使われていて読みやすいのもポイントです。
皆さんも、この機会に防災や被災について学び、家族やまわりの方と共有してみるといいかもしれません。
そんな春の企画パンフレットは、「童話館ぶっくくらぶ」の会員の方限定のご案内です。会員ではない方は、ぜひ、絵本の定期便「童話館ぶっくくらぶ」へのご入会をお待ちしております。
(担当:Y)
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