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「童話館ぶっくくらぶ」夏企画より①-2025年-


 

そろそろ夏休みが始まるころですね。皆さんはどのようにお過ごしですか?

前月の絵本の定期便「童話館ぶっくくらぶ」の配本では、毎月の絵本・本に加え、夏の企画パンフレット「子どもは夏におおきくなる‼︎」を同封してお送りしました。

夏企画パンフレットでは、普段の配本ではなかなかご紹介できない、自然科学、工作、社会、身体などの分野を補う意味もあり、夏をより楽しく、充実した時間にしていただけるような絵本や本、工作グッズなどをカテゴリーに分けてご紹介しています。

夏休みといっても、昨今は親も子も日々の予定に追われ、あわただしい毎日。そんな皆さんも取り入れやすいようにと考えながらセレクトしました。もちろん、子どもにとって、親やそばにいる大人との時間は、その時間の長さより質のほうがうんと大切ですね。ご紹介した絵本や本がよりよい時間を過ごす手助けとなればさいわいです。

さらに今年は終戦から80年となる年。今回はいつも以上にれらを意識して作成しています。

そのなかからいくつか、カテゴリーについて詳しくご紹介したいと思います。

 

「アート」で育つ、たくさんのチカラ!

子どもたちが美術をはじめとする芸術により親しめるようなコーナーです。国や時代によってその立ち位置と価値を大きく変えてきた「芸術」ですが、もしかすると今は、高尚な趣味のように敷居の高さを感じている方も多いのかもしれません。けれど、芸術は極めて人間的な営みです。その深さに、私たち人間はどれほど救われてきたことでしょう。

今回は、目玉として、アートに特化した図鑑を2冊ご紹介しています。1冊は、今年の春から、美術館や映画とあちこちで話題の「国宝」に注目した図鑑、そしてもう1冊は、国内外の美術作品に注目した図鑑です。ほかにも年令に応じて、「触れ」「知り」「楽しみ」「作れる」ような絵本や本もセレクトしています。興味関心のあるところから、ぜひ取り入れてください。

 

やわらかい頭と心ほしいな!視点を変えたり考え直したり

先の大戦では、およそ一億人が「正しい」と信じていたことがじつはそうでなかった、ということがおこりました。歴史をたどれば、そのようなことはほかにもたくさん。ですから私たちは、どんなときでも、どんな場面でも、自分の感性と知性を持って考える「やわらかい頭と心」を手放さずにいたいものです。そのためには、日ごろからの訓練が必要です。このコーナーでは、物事を別の角度から見るときのヒントになるような、社会を見つめる目を鍛えることができるような絵本や本をラインナップしています。「こんなふうにも楽しめるんだ」「こんな見方もできるんだ」に出会ってみてください!

 

地図旅行へ、いざ、出発!

デジタル全盛の時代ですが、紙の地図もぜひ! 見ているだけで楽しい地図ですが、国の位置関係や国境、川などに注目すると、急に世界情勢が身近に感じられたりすることもあります。そこでここでも年令や好みに応じて選んでいただけるよう、いくつかの地図と、地図にまつわる少しマニアックな本をご用意しました。読書のおともに、ニュースのおともに、用途に応じてお選びください!

 

ほかにも「だいじな性とからだ。まずは知ることから、ね!」「おうち時間を楽しく心地よく」「社会の裏側をのぞいてみよう!」などの興味深いカテゴリーが盛りだくさんです。「童話館ぶっくくらぶ」会員の方は楽しんでご覧ください。

この夏企画パンフレットは、「童話館ぶっくくらぶ」の会員の方限定のご案内ですので、会員ではない方は、この機会にぜひご入会をご検討ください。

 

(担当:C)

 

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