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テディベアズ・デー


テディベアズ・デー

 

明日、10月27日は「テディベアズ・デー」。
ぬいぐるみテディベアといえば、くまのぬいぐるみですね。とくにテディベアとしての規定があるわけではなく、すべてのくまのぬいぐるみを総称して「テディベア」と呼ぶそうです。
そして、今年はテディベア誕生120周年。120年前から、テディベアは世界中で愛されてきたんですね。
初めてのぬいぐるみのお友だちがテディベア、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。実は私もそのひとりで、初めてのぬいぐるみのお友だちはテディベアでした(左端のツキノワグマのぬいぐるみ)。

 

テディベアとして愛されているだけではなく、くまは絵本のなかにもたくさん登場します。

『こんにちは』などの「くまくんの絵本」シリーズや「こぐまちゃんえほん」のような人間を投影している、かわいい存在としてのくまもいれば、『3びきのくま』や『マーシャとくま』のような教訓をあたえる怖い存在としてのくまもいます。
皆さんにもお気に入りのくまの絵本はありますか。

さて、たくさんあるくまの絵本のなかから、今回ご紹介するのは、『くまのテディちゃん』です。
少し小さめの絵本なので、大人数での読み聞かせよりも、ご家庭でお子さんをお膝に抱っこしての読み聞かせや、外出時のおともに向いているかもしれません。

この絵本は、短めのシンプルな言葉でつづられていますので、少しずつ自我が芽生え、自分のもの”を欲しがるようになる1~2才ぐらいのお子さんにぴったりです。

たくさんの自分のものを持っている、ちゃいろいくまのテディちゃんは、自分のものを持っている喜び、そして、自分のものを使う楽しさを教えてくれます。

お子さんに読んであげながら、「○○ちゃん(くん)は小さいコップを持っています」など、テディちゃんごっこをして遊んでみるのも楽しい絵本です。ぜひお子さんに語りかけながら、読んであげてください。

 

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「テディベアズ・デー」の由来は、アメリカの第26代大統領セオドア・ルーズベルト(愛称テディ)の誕生日から。なぜくまのぬいぐるみになったのかというと、熊狩りにでかけた大統領でしたが、「瀕死のこぐまを撃つのはスポーツマン精神にもとる」として撃たなかった、というエピソードにちなんで、「テディベア」と名付けられたくまのぬいぐるみが作られたからだそうです。

このテディベアズ・デーはイギリスのテディベアコレクターの間で始められたといわれていて、世界中で「心の支えを必要とする人たちにテディベアを贈る運動」が行われるようになったそうです。

テディベアを通して、大切な人へ、「あなたのことを想っているよ」と伝えられたら、すてきですね。

(担当:S)


くまのテディちゃん『くまのテディちゃん』

 作 グレタ・ヤヌス
 絵 ロジャー・デュボアザン
 訳 湯沢 朱実
 こぐま社

 「童話館ぶっくくらぶ」での配本コース  ▶「小さいいちごコース」(およそ1~2才)

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