絵本・本の詳細情報

ふたりの星
物語りの舞台は、第二次世界大戦中、ナチスの支配下にあったデンマーク。10才の女の子アネマリーには、エレンというユダヤ人の友だちがいました。ユダヤ人が次々と連行されるなかで、アネマリーの一家はエレンたち一家を国外に逃がす計画をたて、危険を承知で密かに行動をおこすのですが…。戦争や暴力といった人権や尊厳を奪う残酷なことをする可能性を秘めている一方で、他者のそれらを守るために、アネマリーたちのような行動をおこし、そんなふうに生きることもできるのだと、人間についての深い洞察と希望を得られる作品。歴史の教育ではあまりふれられない北欧の歴史、国家を越えて思い合う人々の姿も注目です。
(シリーズ「青い海」)
作 | ロイス=ローリー |
---|---|
絵 | 太田 大輔 |
訳 | 掛川 恭子・卜部 千恵子 |
定価 | 1,540円(本体1,400円+税10%) |
ISBN | 978-4-88750-140-9 |
対象年令 | およそ12才から |
頁数 | 238 |
サイズ | 22 × 15cm |
シリーズ | 大きいぺんぎんコース |