ホームランを打ったことのない君に / 長谷川集平 作 / 理論社 発行

テーマは野球ですが、

野球少年じゃなくても

人生において何かにつまずいたり

なかなか結果が残せずにもやもやとしている人、

生き急いでくたびれてしまっている人の

励みになるお話だと思います。

子どもだった私にもこのお話にでてくる仙ちゃんのように

さりげなく、でも一生懸命に対峙してくれる人がいたのを思い出しました。

そして私は野球のルールでさえ曖昧なほどの「スポーツ音痴」ですが…

それは関係なく、この絵本を読んだ後はすっと心が軽くなりました。

大切なあの人の背中を押してあげたいけど

なかなかうまい言葉がみつからない。

そんな時にこの絵本を贈ってみるのはいかがでしょうか。

今日この絵本を大事そうに抱えて持ってきた少年をみて

この子は何を感じるんだろうか。と帰っていく後姿をずっと見つめてしまいました。

帰りも、大切そうに持って帰ったなあ。

長谷川集平さんの絵本に出てくる大人は、子どもにこびていない颯爽さがあって、格好いいなあと思うMなのでした⚾