フランシスのシリーズ
皆さんは、小さい頃、どんな子どもでしたか?
無邪気で純粋?いやいや・・
嫉妬したり、いじわるな気持ちになったり、
そんな自分を反省したり、ちょっとした事が
きっかけで気分がよくなったり・・・
意外と子ども心は複雑ですよね☆
今回は、そんなちょっとひねくれた性格が
自分と重なったのか(!)、幼い頃に一番好きだった、
アナグマの女の子、フランシスのシリーズをご紹介します♪
①「おやすみなさいフランシス」
椅子のガウンや揺れるカーテンが怖いフランシスは、
なかなか眠れずに、何度もお父さんお母さんのところへ行きますが・・・。
1冊目のこの作品は、「しろいうさぎくろいうさぎ」
と同じ、ガース・ウィリアムズの
柔らかな毛並みの感触が伝わってきそうな、
優しい色合いの絵が魅力♪
フランシスの背伸びした愛らしい後ろ姿や、
お父さんの表情の変化に注目です!
想像力が豊かすぎるフランシスに共感し、
創作のでたらめな歌に笑い、優しく忍耐強く
付き合ってあげる両親に心が和みます・・!
寝る前に何度も読んでもらった1冊☆
②「フランシスのいえで」
妹グローリアが生まれて、両親の気をひきたい
フランシスは、家出しますが、その行先は!?
家出のリュックにつめる中身が何とも魅惑的で、
自分も台所テーブルの下に家出し、
電話ごっこをしてみたい!と思いました・・☆
両親がどうやって、フランシスが自分から家(?)に
帰りたくなる気持ちにさせたのか・・?必見です♪
③「ジャムつきパンとフランシス」
ジャムつきパンが大好きなフランシスは、
朝昼晩と同じものばかり。でも段々飽きて・・・?
最後に、夕食のミートボールが食べたくて
泣き出してしまうフランシスが愛おしい!
おべんとうをバランスよく食べる友だちの
アルバートから、幼い私もおかずを少しずつ
食べるという事を学んだような☆
④「フランシスとたんじょうび」
妹グローリアのたんじょうびの前の日、
素直に祝う気持ちになれないフランシスは・・?
グローリアでなく、架空の友だちアリスの
たんじょうびソングをずっと歌い続け、
プレゼント用に買ったお菓子を無意識(!)に
食べてしまったり、と、シリーズの中でも、
フランシスのブラックな面(?)がさく裂!
中でも一番、お気に入りの1冊でした☆
⑤「フランシスのおともだち」
妹のグローリアを置いて、友だちのアルバートを野球に
誘いに行ったフランシスですが、断られ・・。
ずっと心のライバルだった妹と、「ともだち」になり、
2人でワゴンにおべんとうや用具を詰め込んで、
「なかよしどうしの うんどうかい おとこのこ おことわり」
のプラカードを掲げて、出発する姿は、微笑ましく痛快!
最後にはちょっと恋の予感もあり?
フランシスも成長したなあ、と嬉しく思える、
シリーズ最終巻です☆
アメリカで出ているという、フランシスの絵本のソングブック(なんと20曲以上あるらしい!)を見てみたいFでした~