祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

おとうさんがいっぱい

タイトルに興味を惹かれるこちらの本。

 

おとうさんがいっぱい 三田村信行 作 佐々木マキ 絵 理論社

 

 

 

佐々木マキさんの表紙絵がなんともユニークです。

 

 

おとうさんから「今日は帰りがおそくなるよ」と電話があり

また飲み会か・・・と電話を切ろうとするまでは普通の日常。

 

なのですが

 

その時玄関扉がガチャリと開いて

今まさに、会社から電話をかけてきているはずの

おとうさんが帰ってきた!?

 

更に翌日、

既に家に2人いるはずのおとうさんと公園でばったり遭遇!

おかあさんは気絶して、意識を取り戻したかとおもえば

そのまま寝込んでしまうし

3人のおとうさんは自分が本物だと言い張るし

 

ぼくはぼくで

調査官がやってきてどれが本物のおとうさんなのか

君が決めなさいと言われるし・・・

 

更にこの奇妙な事件はぼくだけに起こったことじゃなく

全国いたるところで起こっていた!

 

 

 

普通に過ごしていた日常に

ある日突然信じられない不条理さがやってくる

大人がよんでも、

ひょっとしたら、大人がよむ方がぞっとするようなお話です!

 

この他4つのストーリーも挿絵とマッチしたホラーもので

読みすすめながら自分ならどうするだろう、

どの選択肢を選ぶだろう?と考えてしまいます。

 

気になった方はぜひ読んでみてください!

 

スタッフM