「ベッドのなかはきょうりゅうのくに」

夜、おふとんにもぐると、

そこからはもう自分だけの自由な世界。

「ベッドのなかはきょうりゅうのくに」
童心社　まつおかたつひで(作）

子どもの頃、夜が怖かった私は、

早く夢を見たくて布団に頭までもぐり、

必死に眠ろうとしてました。

こんな楽しい想像をすることを知らなかった！

「おやすみなさい、おかあさん」

つまらない、たいくつな夜、ぼくはネコのミーコと

おふとんにもぐって「ほらあなたんけんだ！」

ずんずん進んで……あれ？ふとんのおわりがないぞ。

でぐちが見えてきた、ドドドドドド・・・・・・

わあ、すごいかずの きょうりゅうだ！

そう、そこは恐竜の世界。

ティラノサウルスに追いかけられて迷子になった

ランベオサウルスのこどもをたすけ、

ぼくとミーコはランベオサウルスのおかあさんを

さがしに歩きだします。

いろんな恐竜と出会いながらのわくわくする探検！

「また きょうりゅうに あえるといいな。」

冬が近づく寒い夜、あたたかいおふとんにもぐったら

今夜は どんな世界にも行けそうです ☆

Ⅰでした ★