フリスビーおばさんとニムの家ねずみ
こんにちは。
今日庭に水を撒いていてふと見上げると
美術館のさくらんぼの木にうっすら赤い実がなっていました!
今年も小さい生きもの(すずめかひよどり?)との取り合いの季節です🐤
小さい生きものといっても こちらはねずみのおはなし📖
物語のはじまりは、野ねずみ家族の日常がえがかれています。
子どもたちを女手ひとつで育てるフリスビーおばさん。
病気になった息子を連れて安全な場所へ引っ越しするために
どうしたものかと考えます。
読みはじめたときは、このまま最後まで引っ越しの話が続いていくのかな?
と思ったのですが(もちろんこの話自体も、ねずみ社会をのぞいている気分になれて面白い!)
途中、フリスビーおばさんが家ねずみたちに出会ってから
物語はどんどん思わぬ展開へ。
小さなただの生きものだと思っていたねずみが
(あえてこんな言い方をしてごめんなさい🐭)
もし土の下で
人間のように考え、話し合い、文字が読め、ものを作り
文明を生みだしていたら・・・!?
家の中にはかわいらしい家具。電気を引いて、水も引いて・・・
考えただけでわくわくしませんか?
タイトルの『ニムの家ねずみ』の『ニム』とは一体?
フリスビーおばさんのご主人がいなくなったわけは?
そして引っ越しはどうなるのか?
小学校高学年のお子さんが読めるような物語ですが
それより年令がうえのお子さんにも、もちろん大人の方にも
ぜひ手にとってほしい1冊です。
表紙とはまた違う、挿絵の雰囲気に心を掴まれた
スタッフⅯでした🐁