どろぼうがっこう だいうんどうかい
絵本作家・かこさとしさんは
真面目で実直、子どもに間違った情報を与えないよう下調べを念入りに念入りに
念入りにする、優しいお話を絵本にする!
というイメージがあるので
やっぱりこの絵本、何度読んでも意外なんです↓
意外ではありますが、とにかく楽しいこちらのお話。
りっぱなどろぼうになるべく、くまさかとらえもん先生という
なぜか歌舞伎役者のような隈取の先生に
こそどろたちがどんな盗みをしてきたか披露するというもの。
かこさんは学校の先生やお母さんからお叱りをいただくのでは、と心配していたそうですが
実際この絵本が世にでた1973年。
思いがけず「こんな絵本を待っていた!」「続きをかいてくれ!」と
全国の、特にお父さんから反響があったそうです!
でもそのあとが真面目なかこさんらしく、
期待に応えねば、お話の筋道を立てなければ…と熟考に熟考をかさねること数十年…
なんと40年のち、2013年に出たのがこの2つのお話なのです
さてさて
今回はシリーズ3作目の「どろぼうがっこう だいうんどうかい」について書きたかったのですが、前フリが長くなりました。
北国育ちの私は、運動会といえば秋ではなく初夏。
それでどろぼうがっこうの運動会をのぞいてみたら📖
まず開会式は、全員の出所(!)を祝うというスピーチから始まり、
競技と言えば、重たいドル札を運ぶ「ドルばこリレー」、
お札を見分ける「ニセ札わたし」、
お遊戯ならぬ「あきす音頭」などなど。
さらに運動会の最中、どろぼうがどろぼうにおべんとうや服を盗まれる始末!
運動会の懐かしさに浸ることなく、すっかりどろぼうがっこうの可笑しさに心うばわれたスタッフⅯでした🦋