祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

おやゆびひめ

おやゆびひめ
作  ハンス・クリスチャン・アンデルセン/絵 スベン・オットー /
訳 乾侑美子 童話館出版

 

祈りの丘絵本美術館の庭の池にも、

スイレンがゆったりと浮かぶ今日この頃です。

 

今回はこちらの絵本♪

アンデルセンの有名な童話のひとつ。

おはなしをあまり読んだことのなかった方も

「タイトルは聞いたことがあるなぁ・・・。」

「小さな女の子が花の中に座ってた!」など

どこかで聞いたこと、

本の表紙やイラストなどを見たことは

きっとあるのではないでしょうか。

🌷あらすじ🌷

むかし、ある女の人が、かわいい子どもを

ひとりほしいとねがい、魔法使いのおばあさんから、

オオムギのつぶをもらいました。

やがてチューリップの花が咲き、その中には

小さな女の子が座っていました。

女の子はおやゆびひめと名付けられ、大切に

育てられていましたが、ヒキガエルやコガネムシに

連れ去られ、モグラからは求婚されてしまします。

しかし、前に助けたツバメがおやゆびひめを救出し、

あたたかい国へと連れて行ってくれます。そこで

出会った花の王様は、おやゆびひめを気に入り、

2人は結婚するのです。

🌷🌷

先日ご紹介した絵本「やまなしもぎ」と同様に

館内の企画展「ものがたりは水面(みなも)に拡(ひろ)がる」

にて、7月4日まで原画を展示しています。

スベン・オットーの優しい色づかいと

やわらかなタッチで描かれた原画に癒されます❁

また、「おやゆびひめ」の他にも

上記の作品も原画を1点ずつ、展示しています。

絵本は、残念ながら、「人魚姫」は日本語訳では

出版されておらず、「クリスマスの絵本」は

絶版となっておりますが、

「おやゆびひめ」と「マッチうりの女の子」は

1階の書店部にて販売中です🌷

マッチうりの女の子
作 ハンス・クリスチャン・
アンデルセン
絵 スベン・オットー
訳 乾侑美子

 

お手元でもスベン・オットーの世界の

美しさをお楽しみください。

 

個人的には特に「人魚姫」の原画にうっとり・・・🌼

展示中の原画は一部分が表紙にもつかわれており、

ひらひらと泳ぐ魚の尾や

ふわふわと舞うようになびく人魚の髪と合わせて

淡く澄んだ海の様子がとても綺麗です。

スタッフT