祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

シェイクスピア物語集

演劇の世界で 有名な作家と言えば、シェイクスピア!

・・・ですが、

実は ちゃんと読んだことがないかも?

という方も 多いのでは。

 

ものまねを見て 知った気になってるけど、実は本物は見たことない とか

カバーソングは よく聞くけど、オリジナルは聴いたことがない とか

有名なセリフは知っているけど、全部通して観たことはない とか

古典やスタンダードと 言われる 芸術作品に ありがち ですよね。

 

最近 観た 演劇作品が、たまたま 続けて、

シェイクスピアを モチーフにしたもの だったのですが、

 

私のシェイクスピア体験と言えば、

小学校の頃に あらすじだけ読んだ ヴェニスの商人、

現代版の ロミオとジュリエット、

シェイクスピア自身の(あったかもしれない)恋物語  の映画、

演劇まんがの 劇中劇の 真夏の夜の夢などなど、

なんだか 知った気になっているだけのような…

 

リア王、マクベス、オセロ、ハムレット…

タイトルは 知っているけど、どんな物語だったっけ?

「生きるべきか 死ぬべきか、それが もんだいだ!」・・・

って、誰のセリフだっけ??

 

そんな 400年以上 世界中で 愛されてきた

シェイクスピアの10の代表作を、

初めて読む 小学校高学年くらいの お子さんから、

私のような 初心者の大人まで、

物語として わかりやすく 楽しめるように  まとめた本が こちら!

 

「シェイクスピア物語集 ~知っておきたい代表作10~」
偕成社
ジェラルディン・マコックラン・著/金原端人・訳/ひらいたかこ・絵

ロミオとジュリエット、ヘンリー五世、夏の夜の夢、

ジュリアス・シーザー、ハムレット、十二夜、

オセロ、リア王、マクベス、テンペストの 10作品を、

 

「不思議を売る男」(偕成社)などで有名な イギリスの児童文学作家

ジェラルディン・マコックランが 短編に仕立てて、

数々の人気の児童書を訳した 金原端人氏が和訳した、

ときたら、面白くないわけがありません☆

 

読みやすいように、原作とは少し違う

描き方をしている 物語もあるので、

まずは 入門編として 読んでみたらいいかもしれません。

巻末には、有名なセリフが 英和 両訳で 載っているので、

ちょこっとだけ かじりたい人は そちらから 読んでも!

 

シェイクスピアの時代は、今のように大道具や小道具がなく、

セリフで補っていたので、セリフが多い とか、

舞台で演じるのは、全員 男性だったとか、

後書きの 裏話も あわせて お楽しみください♪

 

この本を読んで、また 改めて 今まで観た

シェイクスピアを題材にした 作品を 見直してみたい!

と 思ったFでした~