つきよと長さん
1階の書店にはいるとまず飛び込んでくる、長新太さんコーナー。
長さんの原画展以降、好評につき ながらく展開中です♪
その中から『つきよ』がテーマの2冊をご紹介🌕
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つきよのキャベツくん・長新太作・文研出版
『つきよのキャベツくん』は
夜道を歩いているキャベツくんの目の前に 突如
大きなトンカツ(足つき)があらわれるという、奇想天外ストーリー。
キャベツくんのなかよしブタヤマさんが 自分の行く末を案じてふるえたり
そうかと思えば トンカツソースのいいにおいによだれをたらしたり…。
最後におなかをすかせた三日月さんが トンカツを ぺろっ と食べて
満月になりました。めでたしめでたし
…なーんていう 固い頭じゃたちまち置いていかれてしまうユニークなお話です。
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つきよのかいじゅう・長新太作・佼成出版社
続いてこちらの『つきよのかいじゅう』。
表紙の左下にいる、カメラをかまえたひとりのおとこ。
彼は湖にでるというかいじゅうを、かれこれ10年も待っています。
そして月の綺麗な今夜、ついに、巨大なかいじゅうがあらわれた!!!
と、思ったら…。
なんだかおかしい。
長い首とおもったものがもうひとつ、にゅるっ。
まるで巨人の足。
巨大な足が湖からあらわれ、月夜に照らされながらシンクロナイズドスイミングを踊りだしたのです!
普通ならびっくりするシチュエーション!
かいじゅうのことなんて忘れてシャッターをきるはずですよね!!!
なんですが…、このおとこが待っていたのは巨人のシンクロじゃあないのです。
おとこは驚くどころかがっかりして、またしずかにかいじゅうを待つのでした。
…ただシンプルに読んでも面白い(断然声に出して読むのがおススメです)
考えようによっては、落語や、星新一さんのショートショートのような妙な味も
あると思いませんか?
長く太くのペンネームそのままに、長く太くファンが居続けるのが納得です!
『つきよ』と関係ないところで、とんかつソースくんがおじぎをして
ソースがちょっとこぼれている絵が好きな 長新太ファンのスタッフMでした♪