祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

カ か 蚊

 

去にもご紹いしたことがあるの絵本。

 

 

(上)どうしてカは耳のそばでぶんぶんいうの?/文・ヴェルナ・アールデマ / 絵・レオ・ディロン ダイアン・ディロン / 訳・さがのやよい / 童話館出版 (下)かとりせんこう / 田島征三 / 福音館書店

 

 

『どうしては耳のそばでぶんぶんいうの?』はなんと西アフリの民話で

動物が次々でてきてお話は少し長めですが、おしまいが秀逸なので

ぜひ最後まで読んでスッとしてほしいです。

 

田島征三さんのとりせんこう』

もんもんもんもん のとりせんこうのけむりに

がぽとん ぽとんぽとん

ぽとんぽとんぽとん

 蚊以外にも おはながぽとん ぼうしがぽとん

しんぶんしの じが ぽとん・・・

 

あらあら おしなことに いろんなものが落ちていきます。

4、5才くらいのお子さんと一緒に読むのがおすすめです♪

 

 

 

夏の虫ではおそらく1番の嫌われ者、

これを主役に絵本を作って、しかも面白いとは、どちらの作さんもエライことするな~。とちょっと感動してしまいます。

ちなみに私の知り合いで絵本をつくるたも、を題材にした絵本をつくって

見事賞をとっていました!

憎まれっ子世にはばるといいますが、嫌われ者でもちゃんとヒリを浴びられてよかったね!(ちょっと違う

 

 

さあこのブログを読むだけでもらだがムズムズしてきそうなので(すみません)

最後に、2い展示フロアの小部屋、

村忠二さんの作品のなかかを慈しむ優しい詩をご紹いしたいと思います。

 

 

 

 

祈りの丘絵本美術館 2階小フロア 中村忠二展示室より

 

 

血を吸はねば生きとれん奴

絵を描かねば生きとれん奴

因果な奴等だよね

だがきみのはかゆいから たたかれる

蚊君。

 

 

 

 

・・・村忠二さんのような小さな生き物に優しい人でも、やっぱりは嫌だったのね・・・

 

 

スタッフⅯ