クリスマスのまえのばんとリスベート・ツヴェルガー
先日、クリスマスのまえのばん📚ウィリアム・W・デンスロウバージョンをご紹介しましたが
今回は趣が変わって
淡い色調と独特の筆致で世界中にファンの多い女性画家
リスベート・ツヴェルガーバージョンです。
![](https://douwakan.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/35d7c9a3d405bf8dd27dfeadc1c3ee1f-e1544672503517.jpeg)
クリスマスのまえのばん/クレメント・クラーク・ムーア詩/リスベート・ツヴェルガー絵/江國香織訳/BL出版
読んでいると、静かなクリスマスイブの夜にまるで自分もいるような感覚になります🎄
日本で、彼女の挿絵のうち最も有名なのは
ルイス・キャロル原作『不思議の国のアリス』かもしれませんね♠♡♣♢
童話館書店には、あまり他では置いていない
ツヴェルガー挿絵のアンデルセンコレクションを置いています。
![](https://douwakan.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/50d44c5d90fa0406aa4996fbe80d712d-e1544672057471.jpeg)
リスベート・ツヴェルガー絵 /H・C・アンデルセン作/大畑末吉訳/太平社
このアンデルセン童話集にはマッチ売りの少女などの有名なお話の他
『いたずらっ子』『火打箱』『高とび選手』など
あまり知られていないおはなしを収録しています。
もしこれを選んだのがツヴェルガー本人だとしたら納得です◎
というのも、ツヴェルガーの絵は一見きれいな柔らかな印象があるのですが
実はよくみると大人がくすっと笑えるいたずら要素がたくさんあるのです♩
先程のクリスマスのまえのばんも、ツリーの飾りにミッキー〇ウスが紛れ込んでいたり、絵の中の女性が動いていたり…
古典的なお話に寄り添いながらも
しっかりと読者を新たに楽しませてくれるツヴェルガーの作品
どちらの本も読みごたえがありますよ♩
スタッフM