ラ・タ・タ・タム
大好きな この絵本。
先日、修学旅行の 女の子から、
「この絵本ありませんか?」とスマホを
見せられて、思い出した 大好きな絵本。
『静かな絵』という表現が ぴったり。
色がキレイで、こまやかに 描かれていて、
どのページも ずっと眺めていたくなる絵本です。
主役は、このまっしろい ちいさな機関車。
ちびで ちっぽけな 発明家の
チッポケ・マチアス が 心を込めてつくった 機関車。
でも、工場長に 横取りされてしまい、
マチアス は 空とぶ自転車にのって、
まちから いなくなってしまいます。
さて、ひとりぼっちになった
ちいさな機関車 の旅が はじまります。
マチアスを探して、広い荒野へ、
暗い夜のまちへ、石炭山のまちへ・・・。
なかなか マチアス には会えません。
石炭山をにげだした ちいさな機関車 は、
大きな くろい機関車たちに 追いかけられ、
「にげなくちゃ、にげなくちゃ!」
ふうふう・・・
いきもたえだえ、
ある村に たどりつきました。
そこは、
やさしいかおをした、ちいさいひとたちの すむ村。
ちいさな機関車 は ホッとひといき。
そこへ、両手を ひろげてかけよってきたのは!
ラタタタム、ラタタタム、タタム!
ちいさな機関車 のしあわせな音が ひびきます。
一生懸命マチアスを探すちいさな機関車が、とってもけなげで、強くて、「がんばれ!」と心の中で応援したくなりますよ。Iでした。