火のくつと風のサンダル
タイトルをみて「冒険もののファンタジー」かな?
という予想はなんとなくできても
火のくつと風のサンダルがなんなのかは
きっと読んだ人じゃないとわかりません👟
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火のくつと風のサンダル / ウルズラ=ウェルフェル・作 / 関楠生・訳 / 童話館出版
少年チムは優しい心の持ち主ですがでぶでちびとからかわれてばかりいます。
そんな息子に自信と勇気をつけるため、靴職人のお父さんは
夏休みの4週間を男2人っきりの 冒険の旅に誘います。
道中、お父さんがチムにいろんな寓話をきかせてくれるのですが
どのお話も少しずつチムに勇気をくれて、必ず笑顔にさせてくれます。
物語の中にさらに、面白い物語の語り手がでてくるのは不思議ですが
チムのお父さんがするたとえ話はどれも全く説教くさくなくて、
読んでいると、チムと一緒にちょっとずつ自信を持たせてくれました。
大人が読んでも勇気をもらえるこの物語。
恥ずかしがりやの子、引っ込み思案な子への
贈り物にもいいかもしれません!
章ごとに描かれた挿絵のどうぶつがとってもかわいいので
あまり目立たない本かもしれませんがぜひお手にとってみてみてほしいです!
スタッフⅯ