祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

読み聞かせの日

4月3日 水曜日

長崎はよく晴れています。

 

今日は『読み聞かせの日』だそうで、

印象的だった絵本の思い出を・・・。

「めんどりペニー」童話館出版
ポール・ガルドン(文・絵)谷川俊太郎(訳)

この絵本を娘に読み聞かせたのは

小学3年生くらいだったかと・・・

 

あるひ、めんどりペニーのあたまに

どんぐりが落ちてきました。

めんどりペニーはおおあわて!!

「そらが おっこってくる!」

さあ、おうさまに知らせなくちゃ、と

おんどりロッキー、かものラッキー、

がちょうのルーシー、しちめんちょうのラーキーを

まきこみながらおうさまのもとへ。

そこへ、きつねのロキシーがあらわれ・・・。

 

いきなり、真っ黒のページに文字だけの展開。

読むほうも 自然と声の感じが 静かに変わります。

 

さて、衝撃的な結末に 3年生の娘は

「キャー――――!!」と叫んで 大笑い!

この結末を、ユーモアと 受け取れる年令に

読み聞かせて良かった、としみじみ 実感しました。

 

この絵本だけは、おすすめする時に

読み聞かせる年令を 考えてもらえるように

お伝えしています。

文字が少なく、物語の進み方も 単純で 簡単な イメージなので、

店頭でも もっと小さい子用と 思われがちなのですが、

与える年令によって、面白さが 全然違うと思います。

 

ぜひ、小学校での読み聞かせにも!子どもたちの反応が楽しみです。Iでした。