祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

『愛』を伝える絵本

2月19日 火曜日 長崎ランタンフェスティバルも

今日で終わります。

今年のランタン祭りでは「ながさき恋ランタン」が

初お目見えでした。

孔子廟で祈願した様々な「恋」の絵馬を、本日最終日に

お焚きあげして、成就を願います。

もちろん、学問の神さま孔子廟なので、恋愛だけではなく

学問への絵馬もたくさんあったようです。

 

恋、といえば何度も読んでいる

素敵な恋の物語があります。

 

「キューピッドとプシケー」ほるぷ出版 ウォルター・ペーター(文) エロール・ル・カイン(絵) 柴鉄也(訳)

よく聞く名前「キューピッド」。

恋の神さまで、羽があって弓矢をかまえた姿が

目に浮かびますね。

これは、ギリシャ神話をもとに描かれた、

キューピッドと美しい娘プシケーの物語。

 

王さまと王妃には、プシケーというとても美しい末娘がいました。

その美しさは言葉ではいいあらわせないほど。

人々は女神ヴィーナスをうやまうことを忘れ、

人間のプシケーに祈りをささげるようになります。

 

女神ヴィーナスはこれに怒り、

息子である恋の神キューピッドにいいつけ復讐をたくらみます。

プシケーを、身分のいやしいものの恋のどれいとなるように、と。

 

キューピッドとプシケーの正直であり、愚かでもある行動に

ヒヤヒヤしながらも、このふたりの恋が

どうかかなって欲しい と願いながら読みすすみます。

展開が気になる物語に、美しい絵に、ひきこまれます。

 

Iでした。