祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

『魔法があるなら』

大好きな

アレックス・シアラーの本。

校外学習で来館した

中学生の女の子に、

「面白い本ないかな~」と聞かれて

ふと、思い出して 読み返したくなった本です。

 

 あたしたちが スコットレーズに来たのは 

  -世界でいちばんすてきなデパートに 来たのは、

 そこに住むためだったの。

 

「魔法があるなら」PHP研究所
アレックス・シアラー(作)野津智子(訳)

 

いきなり、取り調べ室で、女の子オリビアと

クラーク巡査部長の会話から始まります。

 

ある冬のこと、オリビアとママと

小さいアンジェリーンは デパートに

クリスマスを「見に」行きます。

貧しい親子は クリスマスを

お祝いすることも、プレゼントを買うことも

出来なかったのです。

 

しかし!!ここでしんみりした

お話には、なりません。

 

世界中のチョコレート、

素敵な二段ベッド、おもちゃの山、

居心地のいいテント、ダイヤモンド……

全てがそろっているデパート

『ストットレーズ』!!!

 

閉店の15分前になっても

帰ろうとしないママに、

オリビアは ヒヤヒヤします。

さてさて ここから夢のような

ドキドキ ハラハラ ワクワクの

生活が スタートしますが……。

そう、冒頭が取調室なので、

なんとなく想像は つくかと思います。

 

最後の最後まで、読んでいて

ヒヤヒヤすると同時に、

奇跡が待っているはず!と思わせてくれます。

どんな奇跡が待っているのか。

 

 ママが 悪い事をするのは、

 ひたすら あたしたちのため。

 自分のためなら、そんなこと、

 ママはぜったいにしない。

 

この、オリビアの言葉が大好きです。

 

能天気なママと、しっかりもののオリビアは、まるで私と娘みたいです……Iでした。