あめのひのおるすばん
いよいよ 本格的な 梅雨に入りました⛆
1日中 降り続く雨の中、1人で家にいると、
世界中に 自分だけが取り残されたような
感覚になることは、ありませんか?
いわさきちひろさんの 淡い絵と
雨は、よく似合う気がします。
こちらは、子どもの頃、よく読んでもらった絵本。
飛んでいった風船、ピアノの音、濡れた花、
雨の窓ガラス、金魚鉢の魚、電話の音・・・
周りの空気、音、色が まじり合うような 叙情的な表現で、
雨の日、家で1人 お母さんを待つ 少女の
不安な気持ちが、よく 伝わってきます。
幼い頃、1人で 留守番をしていると
急に鳴る電話に ドキッとしたり、
時計の音が 妙に響いて、時間がとても長く
感じられたのを 思い出します。
1人でいるうちに 不安がふくらんで、
周りの物や音に どんどん
敏感になっていく 少女が ふと、
「そうだ ゆび なめちゃ いけないって」
と、お母さんの 言葉を 思い出す シーンが 好きです。
作者の 帯書きは、
一緒に文を考えてくれた たくさんの方への感謝と共に、
「みんながふと気にする絵本ができたらと思います。」
と 締めくくられています。
まさに そんな、まだ いろいろなことが ぼんやり まじりあう、
幼い頃の感覚を ふと よみがえらせてくれる、
気になるような? 絵本です。
雨の日、お母さんの膝で 読んであげると いいかもしれませんね♪☂
その他にも、「あかちゃんの くるひ」「ゆきのひの たんじょうび」「ことりの くるひ」「ぽちの きた うみ」など、数多くの いわさきちひろさん の 絵本に 子どもの頃 ずいぶん お世話になった Fでした~👶⛄🐤🐕